3月16日土曜日、晴れ、友達の結婚式、僕の誕生日。高校時代の部活仲間の結婚式だった。せっかくなので3分に縛られず特別編として思い出を書きたい。
少し特殊な部活だった僕らは、通いの普通科高校だったにも関わらず3年間で家族よりも長い時間をともに過ごした。
そんな僕らはお互いに対して、いい思い出も悪い思い出も、愛憎入り混じる複雑な感情も持っている。これから結婚した彼についてグダグダと書くが、彼にとって僕は決して100点の友人じゃなかったし、僕にとっての彼もそうだ*1。久々に結婚式の席で集まった僕ら4人*2は全員で「なんで僕らを呼んでくれたのだろうか」と真顔で話し合ったくらいだ。でも僕も自分の結婚式を開いたら彼らを呼ばない選択肢はないし、必ず来てくれるだろうと思える。
結婚式で彼の小学校時代や大学時代の友人と話しをさせてもらった。そこで出てくる彼のエピソードは僕が知っている彼そのもので、変わらない彼に呆れつつもなんだかとても嬉しくなった。
彼はなぜか2次会で僕の誕生日を祝ってくれた。主人公の彼がずっと浴びているべきスポットライトを僕に分けてくれたのだ。すごく申し訳なかったし、すごく恥ずかしかったけど、僕が彼を好きな理由がそこに凝縮されていて、本当にすごくとても嬉しかった。一生忘れられない、走馬灯級の思い出だ。
彼はとても頑固で、僕みたいなこずるいタイプからすると、なぜこんなにも不器用なのかと不思議で、だけど彼はとても賢く、他人を傷つけるようなことはせず、あんまりスマブラは上手くなく、すこし古い曲が好きで、大会では補欠だったけど腐らずに練習を続ける。何が言いたいかというととても良いやつなのだ。末永く幸せであってほしいと思っている。