よーーっす未来のチャンピオン
俺はアオモリタウンのはるひら!夢はアルファツイッタラーになること!!
今回は劇場版ポケットモンスターココを見てきたよ。
ネタバレ全開の感想になるからまだ見てないよって人は引き返そう!
ブルース・ウィリスは幽霊だし、実は復讐は果たしているし、霧の中のモンスターは米軍に掃討されてるよ。
いいかな?
見に行く前は『もののけ姫』のような作品になるのかなと思っていました。
野生のポケモンに育てられたニンゲン「ココ」はサンで、「サトシ」がアシタカ、ピカチュウがヤックルでパパザルードは犬神、セレビィがシシ神でしょ。それしかありえん。と思いなが見てましたら、開演30分で気づきました。
俺は間違っていた!!
決してもののけ姫ではない。
こいつは、、、、
こいつは、、、、、、、、、
アバターだ!!!!!!
アバター×ポケモン×親子愛=劇場版ポケットモンスターココ
はい、ここテストに出るよー
物語のプロットはほぼアバターです。
開拓ロボットにボスが乗ってくれたら、完全にアバターだなあと思ったら乗ってくれたので安心しました。
まあでも、ザルードとココの立ち位置やココの最後の決断はアバターとはまた違い、ポケモンでやる意味のある作品に仕上がってましたね。
ポケットモンスターの抱える永遠の命題として、ポケモン世界におけるポケモンと人間の関係性があると思います。
ゲームだとあまり違和感のない、人間が指示をだしてポケモン同士を戦わせるという行為なのですが、アニメーションになったときは客観的にその行為を見れてしまうので、これってポケモン虐待なんじゃないか?倫理・道徳的にアウトなんじゃないか?と思われてしまう。思ってしまう危険性がありました。
それは映画第一作にして超傑作、ミュウツーの逆襲でも描かれているとおりです。
それから、約20年後、みんなの物語ではポケモンと人間の新しい関係性、お互いを助け合う、肩並べてともに生きるパートナーとしての姿が描かれました。
最近のゲームでも、ポケモンバトルはスポーツとして成立しているという設定があったり、バトル中に直接バトルには関係の無いようなポケモンの状態に関するテキストが入ったりと、整合性のとり方をしているように感じます。現実世界での馬術のような位置取りを目指しているのかなと思ったりもします。
それはとてもいい試みだと思いますし、今後もポケモンと人間の良い関係を作れることができたらいいなと思います。
前置きが長かったのですが、今回の作品では更に新しいポケモンと人間の関係性が描かれました。
そう、親子です。
旅や生活をともにするパートナーよりも近くて、強い関係を持ち出してきました。
すごい挑戦です。
親子、特に父と子という関係を描いたポケモンの映画といえば、『劇場版ポケットモンスター 結晶塔の帝王エンテイ』を思い浮かべます。エンテイ(厳密に言うとアンノーンが作り出した幻影なのですが)はミイちゃんの親代わりになろうとするがうまくできず、サトシのお母さんを連れてきてしまいます。また、ラストには親子としての関係を解消しミイちゃんの夢へと帰っていきました。これはミイちゃんの夢から生まれた存在なので当たり前といえば当たり前の落ちなのですが、、、そしてエンディングでは本当の両親が帰ってきてハッピーエンドとなります。
それでは今回の劇場版ポケットモンスターココはどうでしょうか?
ジャングルのポケモン相手には誰にも負けない、勇敢な父ちゃんザルードですが、子供との関係には非常に臆病な父親として描かれます。
自分は子供の親になれているのだろうかという苦悩は、現実の父親が感じている不安そのものではないでしょうか?その不安を解消するために、エンテイは母親代わりを探しましたが、ザルードはそれをしません。子を騙しザルードとして育て上げます。
映画中盤、この嘘がバレる事により、ザルードは親としての自信を完全に喪失してしまいます。しかし、父ちゃんは自分よりも大切だと思える存在ができた瞬間父ちゃんになるのだと結論を出し、再びココのために全力を尽くすのです。最後には、ココはザルードの息子として胸を張って生きる道を選び、父ちゃんザルードもずっと父ちゃんのままで物語は幕を閉じました。加えて言うと、父子の絆の強さを見せるための、父ちゃん土下座シーンと、ココが技を使うシーンはかなりズルいですよね。反則技です。これらによってポケモンとニンゲンの親子関係は成立するのだということを強烈に提示することができました。
こういうようにポケモンと人間の関係の描き方も年代によって変わってきていますので、今一度、結晶塔の帝王を見てみるのもいいのではないでしょうか?
いまならアマゾンプライムなどで見れると思います。
つづいて劇伴についてです。
随所で入る曲。これら全ては岡崎体育さんによる作詞作曲なのですが、まあ音楽パワーがすごい。映画開始直後、アバンタイトルに流れる「掟の歌」は迫力満点。耳に残ってしまい見終わったあとにふと口ずさんでしまうそんな曲。
【公式】「劇場版ポケットモンスター ココ」テレビCM(テーマソング集)
また、ココが初めてニンゲンとポケモンが共存する街に来たシーンで流れる「show window」は街の暮らしのキラキラ感と少年同士の無敵感がたまらない。
そしてトータス松本の歌う「ふしぎなふしぎな生きもの」は涙腺を思いっきり掴んで離さない。なんならそのまま搾り取ってくるし、エンディングの「ただいまとおかえり」は、涙の在庫処分バーゲンですか?ってなる。完璧。家族全員に対する目配せが半端ない。
ボーカルのある曲がバシバシ劇中に入るのが、すんごく「君の名は。」以降の日本アニメ映画っぽくて、ポケモンもついにそういう事をするようになったかと感慨にふけりました。
キャスト方面は特に言うことないです。今回も素晴らしい演技でした。
あえて言うならココのポケモン語を話すシーンなのですが、日常的にポケモン語で生活しているネイティブスピーカー感(流暢さ)がもう少し欲しかったです。違和感はそこまで感じなかったのですが、ピカ様がポケモン語ネイティブスピーカー過ぎて、まあピカ様と比べるのは可哀想というかなんというかですが。。。
不満点としては序盤の小ボケによるテンポの悪さ。小さい子の目を引くための仕掛けなのだろうけど、それだったらサトシとピカチュウのコンビ力を見せるような小さなトラブルの解決とか、もしくは父ちゃんザルードがジャングルに住む他のポケモンたちに恐れられていることがわかるエピソードを入れても良かったかなとは思います。
あと要所要所で入る回想シーン。もうちょっとスマートに見せることはできなかったのかなーともやもやしますね。
これら2つでかなりテンポが悪くなってしまったかなあって思います。
あとちょっと思ったことを箇条書きで
- コジロウがかなり有能。パソコンができすぎる。
- ムサシのロケット団制服がノースリーブでかなりHです。
- ピカ様の探検服姿が素敵。かわいい。
- ココは一人で旅立って言葉は大丈夫なのか?
- ホシガリスもウッウもいいポジションもらいましたね。
- ウッウにに見込まれているピカ様。素敵です。
- ラスボスの部下たち、上司を見捨てるのが早すぎやしないか?
とまあこんなかんじで色々言っては来ましたが、ポケモン映画今年も最高でした!来年はどんなポケモンとニンゲンの関係を見せてくれるのか楽しみです!!!
XYの頃のようなバッキバキのポケモンバトルもみたいです!!
じゃあ!
ばいばい。