はるひら雑記

やらなくちゃいけない事だらけの世の中で、最もやらなくていい日記

『水は海に向かって流れる』のもはや感想ではないなにか

どうも僕です。

先日発売されました第3巻で完結いたしました『水は海に向かって流れる』についてエモに身を任せ語っていきたいと思います。

まだ読んでない人は読んでください。3巻までなんで鬼滅の刃より安く集められると思います。

 

水は海に向かって流れる(1) (週刊少年マガジンコミックス)

水は海に向かって流れる(2) (週刊少年マガジンコミックス)

水は海に向かって流れる(3) (週刊少年マガジンコミックス)

こうやって表紙を並べると二人の関係性の変遷が何となく分かるのもエモですね。

よんで。読んで人向けに。言うなれば作者に向けて書くからまず読んで。

ネタバレたくさん含まれますからね。ドラえもんはウソ800の効果で帰ってくるし、マミさんは頭から食われるし、キン肉マンについては何も語れない!!

 

いいですか?キン肉マンネタバレ問題も漫画好きの端くれとして語りたいけどそれよりもこの作品について語りたかったから書くよ!いいね?よんだ?

 

よし

 

 

まあ、まずこの作品いわゆるバトルとか、恋愛とかのジャンル物ではないですよね。強引にジャンルに当てはめようとするとラブコメ漫画なのかなとは思います。

manba.co.jp

 ただラブする二人の関係性があまりにもコメじゃないという。あと上のインタビューでグルメ漫画だったって作者が言ってまして、確かにこの作品妙に飯のシーンが多いんですよね。榊さんが食へのというか肉へのこだわりがそこそこあったり、で物語のポイントポイントで印象的なめしが設置されていて、それこそ最初にナオタツくんが来たときに振る舞われたポトラッチ丼とか。あれ読んで実際ポトラッチ丼作りましたね。一人暮らしで近くに知り合いもいなかったのでポトラッチってはないのですが。いい肉はうまい!みんな国産牛食べよう!和牛じゃなくても国産はうまい!不思議だ!ホルスもうまい!あと印象に残ってる飯は餃子なんですけど、コレも作りましたね。納豆のやつは包み辛いのでみんな練習しような。まあ細かい感想はまた一話づつ振り返っていこうかなと思うので、今回はこの物語のテーマである『怒り』について語ろうかなと。

 

 

 

この物語では結局のところ怒りを赦しと同義で語られてて、この物語の主人公二人は、怒ってもいい立場でいながら、怒れなかった人という共通点をもって登場してくるんですよね。ただ怒るのに最適なタイミング(ことが起こったタイミング)ではしっかり怒れずにいたから、今も怒れない。直達くんはそもそもW不倫という事柄を受け止めるには幼すぎたし、榊さんはお母さんが好きすぎた。てか家に戻ってこずにお母さん去っちゃってるしね。榊さんのお父さんも、榊さんが直達くんに言ったみたいに「子供には関係ない」ってこの問題から遠ざけたんじゃないかなあと考察するんですよ。まあそれされたせいで怒るタイミングを失うんですけど。

 

僕も結構こういう事に見に覚えがあって。(いきなり身の上話するよ)

怒ることって結構瞬発力が必要だなって思うんですよ。

頭ごなしに叱られて、自分の言い分もあるのに!って言いたいことが固まった頃には目の前にはその相手はいない。嫌なことをされて、その場では穏便に済まそうと思ったけど、やっぱり済ませてたまるかあと思ったときにはもう、、、時間は流れていて過去になっている。あーあ怒るタイミングって難しいよねーーーーー!!しかも、怒れなかったから全然自分の中では過去にならないし、しかも、怒ってるよ!っていえないから相手にも気づいてもらえないんですよね。ってむっちゃ共感できるんですよ。

 

しかも、それを第3者に相談すると、根に持ちすぎとか気にし過ぎとか言われるんですよ。生きづらいなあ。でもそんな中で榊さんは折り合いをつけて上手くやってきたんだろうなあ。切ねえなあ。

 

その点、泉谷兄妹はすぐに怒れる人たちなんですよね。手がでるタイプなんですけど。あとニゲミチ先生も結構しっかり感情を表に出すタイプですよね、ギスギスうどんの会とかを見ると。この2つの性格の違いを出してくれたことで物語がすごく立体的になったなあと。

 

で、今読み返してきたら、直達くんドライで怒る必要のないタイプだったんですね。終わったことは終わった事と、上手く流せる人で。それを榊さんは清濁併せのむ、いい子て表現するんですけど。これもなあ、榊さんのいつまでも過去の事柄を引きずり続ける自分と比較して自己嫌悪に陥るんだろうなあって思うとわかるよおおおって一緒に泣きたくなる。あと直達くんは怒りたかったって泣くのがむっちゃ印象的で、ドライとか、清濁併せ呑むと言われつつも、物事から一歩引いて、「まあ、いいか」って思ってしまう自分に嫌悪感すら抱いているというね。僕は全身全霊で榊さんに感情移入してしまっているので直達くんと一緒に泣いてやる事はできないのですが、この感情の起伏がゆるい、ゆるくていいから感情を表に出しても気づかれづらい人っていうのもわかるううってなりますな。

 

で最終巻でそれぞれの怒りのあり方。赦しのあり方について落とし所が提示されていて、正解はないけど、間違いもないんだなあって言うのを書いてくれてて、まあいい落とし所と、上手く分けて持ってくれる人を探しましょうやっておもいやした。

 

この作品のもう一つの重要な案件である恋愛に関してはまた、一話づつ振り返るときにでも詳しくかけたらと思います。

 

 

ばいちゃ